長岡行政書士事務所監修

お悩み解決小噺ARTICLES

今話題の樹木葬~行政書士と考えるお墓じまい~

2021.11.22
墓じまい
樹木葬

時代によって変わる供養のカタチ

樹木葬について考える

こんにちは、行政書士の長岡です。
今回は今話題の樹木葬について書いていきます。
○○葬、○○葬と叫ばれますが、お墓という形態ではない○○葬の中では一般的なものが樹木葬なのではないかと思います。
弊所でも改葬をして樹木葬墓地に移転したお客様もおりまして、今後も増えていくものと思われます。
ぜひご一読くださいませ。


① 樹木葬って?
② 樹木葬が流行り始めた理由
③ 樹木葬の特徴(1.メリット&2.デメリット)
④ 樹木葬の流れ
⑤ 行政書士による樹木葬についての視点「樹木葬についてよく言われる勘違い」
⑥ まとめ

① 樹木葬って?

-新しい供養のカタチ-
樹木葬とは『自然葬』と呼ばれるものの1つで、墓石の代わりに樹木をシンボルにしたものです。「草木や花に囲まれて眠りたい」と自然回帰を望む方や、お墓にお金をかけたくないという方に選ばれています。
永代供養の方法の1つとして、注目されてきています。

② 樹木葬が流行り始めた理由

-深刻な少子高齢化-
樹木葬を選ぶ理由は様々です。
中でも特に多い理由として、少子高齢化により先祖代々のお墓を継ぐ者がおらず、無縁仏とさせないようにと永代供養を選択せざるを得ない家庭が増えてきているのです。
 
-管理やお墓参りが困難-
お墓が遠方にある場合、歳をとるとどうしてもお墓参りに行くこと自体が困難となってしまいます。
さらにお墓の掃除なども加わるとかなり体の負担となってしまいます。そのような理由から、遠方にあるお墓を自分たちで管理する必要の無い近場の霊園に移す人が増えています。

③-1 樹木葬の魅力のメリット

-樹木葬の魅力-
「庭園型」「里山型」「公園型」と様々なタイプがあり、都市部では「庭園型」が増えてきています。
樹木葬のような個人単位の墓であれば、家族だけでなく好きな人と一緒に眠ることができ、今ではペットと一緒に眠ることができる霊園や寺院も増えています。
宗派や宗旨を問われないことも魅力の一つです。

-管理費が安くなる-
本来であれば、お墓の維持費や、霊園に支払う管理費、寺院に払うお布施など、お墓の管理費は永久に発生します。しかし樹木葬であれば管理費以外に費用が発生することは稀であり、管理費もかからない霊園もあります。
樹木葬であれば墓石も必要としないので、圧倒的に安い費用で埋葬することができます。

-跡継ぎがいなくても安心-
霊園や寺院の管理者が主に管理を行うため、跡継ぎがいない人でも安心して埋葬することができます。他の皆様と同じ区画(場所という意味)にあるため、常に墓地がきれいな状態にあります。

③-2 樹木葬の魅力のデメリット

-契約期間が決まっていることがある-
基本的に樹木葬にかかる費用の中に永代使用料も含まれていますが、霊園によっては13年、33年など年忌法要の期間のタイミングに合わせ、合同墓などに合祀された後に遺骨を土に還す方法をとるところもあるため、事前に確認が必要です。


-季節によって外観が変わる-
シンボルとなる木や花を選べるケースもありますが、もともと決まっているケースだと季節によっては、葉が落ちたり、花が咲かないということもあります。
木や花の管理が行われない霊園や寺院だと枯れてしまうこともあるので、草木の管理も行ってくれるかを事前に確認することが必要です。


-お供え物が禁止なところもある-
樹木葬は自然豊かな場所で行われているため、火災を防ぐためにお線香をあげることを禁止していたり、動物に荒らされないよう、食べ物のお供えを禁止しているところもあります。

④ 樹木葬の流れ

⑴まずはご親族との話し合いから

樹木葬として供養することへの同意をまずはご親族から得ましょう。
無断で行ってしまうとのちに親族間でトラブルとなってしまうことがあります。

⑵移転先を決め申し込む

次に改装後ご遺骨を移す場所を決めましょう。移転先が決まったら樹木葬を行う施設の管理者から受入証明書を発行してもらう必要があります。
※申し込みと同時に使用料を支払うケースもあります。

⑶お墓の管理者に改葬の相談を

移転先が決まったらお墓の管理者や住職にお墓を移すことを相談し、埋蔵証明書を発行してもらいましょう。
檀家を離れる際に金額は寺院によって異なりますが、いわゆる離檀料を払うこともあります。
(この点は後日書きたいと思います)

⑷市町村役場へ行政手続き

受入証明書と埋葬証明書を持ち、市町村役場で手続きを行います。
ここでようやく改葬許可証が発行され、改葬許可証を現在のお墓管理者に提示し、移転先の施設の管理者に提出することで証明書発行の手続きはこれで完了となります。

⑸開眼供養、墓石撤去工事を行う

開眼供養、魂抜きを行う場合はまずは霊園や寺院と日程を調整し、その後墓石を撤去し、ご遺骨を取り出します。
石材業者はあらかじめ寺院が提携している石材店があれば、そこへ依頼するとスムーズです。
※石材業者を決める際も、必ずお墓の管理者や住職へ相談するようにしましょう。

⑹移転先へ納骨

墓石を撤去しご遺骨も取り出すことができ、更地にして返還したところで墓じまいが完了です。
移転先へ納骨する際には霊園や寺院に改葬許可証を提出することを忘れないようにしましょう。
納骨が終わったらこれで樹木葬は完了となります。

⑤ 行政書士による樹木葬についての視点

樹木葬についてよく言われる勘違い

墓じまいをしているとよく聞かれることが、樹木葬は大きい木の周りにそれぞれ散骨するイメージがあるみたいです。実際はこういった大きい木があるところはあまりなく、下記に添付する写真のように花壇みたいなイメージのところの土の下に筒状のパイプを入れて、そこに骨壺を入れて最後に石を置くというものが一般的かと思います。
樹木葬は霊園だけでなく寺院も取り入れているところが実はあり、お墓に対する価値観の変容があるなあと実務をやっていて感じるところです。弊所で改葬許可申請をしたお客様の樹木葬墓地は見晴らしがいいところでした。墓地に上がる階段は春になると桜で満開になるそうです。
最寄りの樹木葬墓地を一度ご見学されてはいかがでしょうか。

⑥ まとめ

今回は樹木葬について書かせていただきました。
通常の墓地と違い自然豊かで、場所によっては景色の見晴らしがいいところもあります。
また、宗派や宗旨を問われないこと、管理が不要なこと、通常の墓地よりも安価であることから今人気が高まっております。皆様も墓じまいをするうえで検討に入れてみてはいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。

※写真は以前弊所で改葬した樹木葬墓地 横浜令和の杜 ペットも可能
(HPからhttps://yokohama.reiwanomori.jp/)

この記事の執筆者

お問い合わせCONTACT

まずはどんなことでもお気軽にお問い合わせください。
お急ぎの場合はお電話でご連絡ください。

お悩みの方は今すぐこちら

Tel.

受付時間 9:00〜21:00
定休日なし(土日のご相談は予約のみ)

お問い合わせフォーム365日24時間受付
LINEでお問い合わせQRコードでお友だちを追加